この時間は胃に悪い。
何かに祈ってる。怖いものは怖い。
それはそれとして、灰桜の運用を練りたい。練ってない。
何かに祈ってる。怖いものは怖い。
それはそれとして、灰桜の運用を練りたい。練ってない。
昔書いていた某作品の二次創作
色気全く無いBL。メリバ…でもないな。
『はざま』と呼ばれる場所がある。
生の世界では天国とも地獄とも言われる場所、生の世界を終えて次の生に備えるための準備をする場所、といえばいいのだろうか。その場所にいる者たちは次の生の為に、過去の汚れを浄化して無垢な存在としてまた地に還る。つまりここに到着したばかりの者ほど過去の世に捕らわれ、新たな世の準備ができた者ほど過去の記憶が失われている。そんな場所だ。
俺はその魂達を管理する監督者である。どのぐらいこの仕事をしているかは忘れた。時間なんて気にしてられる程、短い期間じゃねえのは確かだ。
そして今、新しい魂の担当を言い渡された。
やってきた魂は享年15歳、名を✕✕✕と伝えられる。まだ若々しいエネルギーに溢れた魂だった。それ以外の情報は特に伝えられない…情報は必要ねえからだ。情報は魂に語らせればいい。語るという行為が、記憶の消去に繋がる。つまりはおしゃべりな奴ほど輪廻までのスパンが短いって事だ。
ただしどういう法則かわからねえが、名前を忘れるのは一番最後と決まっている。名前を忘れた時がその時だと、仕事面で言えば楽っちゃ楽なんだが。名前というのは、生の世界に縛りやすいものなんだと誰かが言っていた気がする。
ともかくこれから✕✕✕が、己の名前を忘れるまでの間、俺はこいつと共に生活をすることになる。多くの記憶を語らせ捨て去る為に。
「お前はどうして死んだんだ」
仕事の第一声はたいがいこれから始まる。人にとって一番忘れたいのは死に際の様が多いからだ。✕✕✕は小さく唸った後、ただ薄く笑みを浮かべるだけで答えない。
「なんだ、覚えてないのか?」
「……」
基本、魂というのは自己主張が激しい。だがこいつは違うようだ。ただ笑い、首を傾げ、喋る事を拒否しているように見えた。つかみどころが無いし会話を引き出せないので、こいつは骨が折れそうな案件だと思った。
「てめえは何故語らない」
記憶に関わらない質問を投げてみることにした。
「喋ると忘れると聞いて」
輪廻転生のシステムは、俺の様な監督者にわたる前に必ず一通りの説明をうける。説明内容は多岐にわたるが、簡単にいっちまえば『転生すれば次の幸せがまってるよ★』的な洗脳を受ける。『幸せ』という、物差しで測れん幻想に縋らせ記憶を奪う。魂は本能的に『幸せ』を求めてしまうものだから。
「忘れたくねえ事があるのか」
「ええ」
即答される。声、という概念は無いが、魂の力強い意志が感じられる。こいつは手なずけるのはやはり難しそうだ。と、思った矢先だった。
「貴方は俺が転生したほうがいいと思いますか?」
逆に質問をされる。
「そりゃ、ここに止まってたとしていいことは無いだろ」
「どうしてです?」
「15歳で若死にしてる魂が幸せだったとは思えねえ。なら次の生で今世の分も幸せになればいい」
俺の言葉には同意を示せないのか首を横に振る。
大事な記憶に抵触しないように、言葉を選んでるように、魂が迷ってるように見えた。
「貴方は俺の事を覚えてないですか?」
「…?」
「監督者は、世に未練がありすぎる者がなる…と。別の魂の汚れを御祓、その長い過程で俺達同様転生するんだと聞きました」
「それは誰から聞いた」
「前の担当者からです。俺、他の人には喋らないと、貴方を指名して担当替えしてもらったんですよ」
「…」
つまりは、こいつは生きていた時の俺を知っていると言いたいのだろう。
「……やっぱり覚えてないんですね」
魂は残念そうに蒼白い光を放つ。
「俺を知っているのか」
「…ええ。だから俺今幸せなんです。貴方に会えたから。ああ、でもこれ言っちゃうとこの幸せも忘れちゃうのかな」
魂が蒼白く色を発する。これは浄化という名の忘却の合図。
「これから俺の事を話します。…そして先に待ってます。貴方がここから開放されるのを」
魂は語り始める。壁の中の世界で味わった苦悩の日々を。それは15歳という人生にしては長く重い物語だった。あちらの世界の何日間だろう、数日間という期間話につきあった。話す度に徐々に消えていく記憶に戸惑いながらも、こいつは話す手順を組み立てていた。
「ああ、もう残ってない。たった2つ以外」
「なんだ」
これが最後ですね、と✕✕✕は告げる。
「俺の名前と、俺が愛した人の名前」
「15で愛を語るか」
「年齢なんて関係ないです。生きていた時に伝えられなかったから、代わりに聞いていただけますか?」
「ああ」
「■■■■さん、俺、貴方の翼になりたかった。今飛べない貴方の代わりに、俺が羽になりますね」
そういうと、魂は金色に輝く。浄化が終了し最後の名前の忘却が完了した証拠だ。
その魂は直ぐさま次の転生準備にはいる――つまり、俺の手元から離れる。
俺の元から消えた魂の残り光を見つめながら、俺自身の何かが震えるのを感じた。
「言うのが遅えよ」
監督者。それは思い残しが強すぎて転生できない魂の慣れはて。はざまの世界で黒い鎖に捕らわれた人に戻れねえ魂の事をいう。
✕✕✕が消えたその時、俺に絡まっていた鎖が解けた。一気に流れ来る後悔に満ちた記憶。そして忘れたくなかった感情を取り戻して目頭が熱くなる。
「次は俺から言わせろ、くそガキが」:畳む
#SS 2,112文字
色気全く無いBL。メリバ…でもないな。
『はざま』と呼ばれる場所がある。
生の世界では天国とも地獄とも言われる場所、生の世界を終えて次の生に備えるための準備をする場所、といえばいいのだろうか。その場所にいる者たちは次の生の為に、過去の汚れを浄化して無垢な存在としてまた地に還る。つまりここに到着したばかりの者ほど過去の世に捕らわれ、新たな世の準備ができた者ほど過去の記憶が失われている。そんな場所だ。
俺はその魂達を管理する監督者である。どのぐらいこの仕事をしているかは忘れた。時間なんて気にしてられる程、短い期間じゃねえのは確かだ。
そして今、新しい魂の担当を言い渡された。
やってきた魂は享年15歳、名を✕✕✕と伝えられる。まだ若々しいエネルギーに溢れた魂だった。それ以外の情報は特に伝えられない…情報は必要ねえからだ。情報は魂に語らせればいい。語るという行為が、記憶の消去に繋がる。つまりはおしゃべりな奴ほど輪廻までのスパンが短いって事だ。
ただしどういう法則かわからねえが、名前を忘れるのは一番最後と決まっている。名前を忘れた時がその時だと、仕事面で言えば楽っちゃ楽なんだが。名前というのは、生の世界に縛りやすいものなんだと誰かが言っていた気がする。
ともかくこれから✕✕✕が、己の名前を忘れるまでの間、俺はこいつと共に生活をすることになる。多くの記憶を語らせ捨て去る為に。
「お前はどうして死んだんだ」
仕事の第一声はたいがいこれから始まる。人にとって一番忘れたいのは死に際の様が多いからだ。✕✕✕は小さく唸った後、ただ薄く笑みを浮かべるだけで答えない。
「なんだ、覚えてないのか?」
「……」
基本、魂というのは自己主張が激しい。だがこいつは違うようだ。ただ笑い、首を傾げ、喋る事を拒否しているように見えた。つかみどころが無いし会話を引き出せないので、こいつは骨が折れそうな案件だと思った。
「てめえは何故語らない」
記憶に関わらない質問を投げてみることにした。
「喋ると忘れると聞いて」
輪廻転生のシステムは、俺の様な監督者にわたる前に必ず一通りの説明をうける。説明内容は多岐にわたるが、簡単にいっちまえば『転生すれば次の幸せがまってるよ★』的な洗脳を受ける。『幸せ』という、物差しで測れん幻想に縋らせ記憶を奪う。魂は本能的に『幸せ』を求めてしまうものだから。
「忘れたくねえ事があるのか」
「ええ」
即答される。声、という概念は無いが、魂の力強い意志が感じられる。こいつは手なずけるのはやはり難しそうだ。と、思った矢先だった。
「貴方は俺が転生したほうがいいと思いますか?」
逆に質問をされる。
「そりゃ、ここに止まってたとしていいことは無いだろ」
「どうしてです?」
「15歳で若死にしてる魂が幸せだったとは思えねえ。なら次の生で今世の分も幸せになればいい」
俺の言葉には同意を示せないのか首を横に振る。
大事な記憶に抵触しないように、言葉を選んでるように、魂が迷ってるように見えた。
「貴方は俺の事を覚えてないですか?」
「…?」
「監督者は、世に未練がありすぎる者がなる…と。別の魂の汚れを御祓、その長い過程で俺達同様転生するんだと聞きました」
「それは誰から聞いた」
「前の担当者からです。俺、他の人には喋らないと、貴方を指名して担当替えしてもらったんですよ」
「…」
つまりは、こいつは生きていた時の俺を知っていると言いたいのだろう。
「……やっぱり覚えてないんですね」
魂は残念そうに蒼白い光を放つ。
「俺を知っているのか」
「…ええ。だから俺今幸せなんです。貴方に会えたから。ああ、でもこれ言っちゃうとこの幸せも忘れちゃうのかな」
魂が蒼白く色を発する。これは浄化という名の忘却の合図。
「これから俺の事を話します。…そして先に待ってます。貴方がここから開放されるのを」
魂は語り始める。壁の中の世界で味わった苦悩の日々を。それは15歳という人生にしては長く重い物語だった。あちらの世界の何日間だろう、数日間という期間話につきあった。話す度に徐々に消えていく記憶に戸惑いながらも、こいつは話す手順を組み立てていた。
「ああ、もう残ってない。たった2つ以外」
「なんだ」
これが最後ですね、と✕✕✕は告げる。
「俺の名前と、俺が愛した人の名前」
「15で愛を語るか」
「年齢なんて関係ないです。生きていた時に伝えられなかったから、代わりに聞いていただけますか?」
「ああ」
「■■■■さん、俺、貴方の翼になりたかった。今飛べない貴方の代わりに、俺が羽になりますね」
そういうと、魂は金色に輝く。浄化が終了し最後の名前の忘却が完了した証拠だ。
その魂は直ぐさま次の転生準備にはいる――つまり、俺の手元から離れる。
俺の元から消えた魂の残り光を見つめながら、俺自身の何かが震えるのを感じた。
「言うのが遅えよ」
監督者。それは思い残しが強すぎて転生できない魂の慣れはて。はざまの世界で黒い鎖に捕らわれた人に戻れねえ魂の事をいう。
✕✕✕が消えたその時、俺に絡まっていた鎖が解けた。一気に流れ来る後悔に満ちた記憶。そして忘れたくなかった感情を取り戻して目頭が熱くなる。
「次は俺から言わせろ、くそガキが」:畳む
#SS 2,112文字
最初のシナリオ、考え中。
とある地域に浪漫感じてる。
とある地域に浪漫感じてる。
部屋模様を変えたくなる
最低限のことは確認できたかな…と思うので
私はこれからGWセールで安くなったswitchのゲーム遊ぶのです。
私はこれからGWセールで安くなったswitchのゲーム遊ぶのです。
ご依頼ありがとうございました!
追記
お手紙ありがとうございました!
とても単純な人間なので、書きたい欲が増してしまった…。これはX登録しどきなのだろうか。とはいえ、1人受付→納品→1人受付の流れは崩せない。